記事作成日:2017年10月3日

Office 365

こんにちは。

今回はMicrosoft Officeを仕事でお使いの個人の皆さん、企業の皆さん、今後導入をお考えの会社のシステム担当者、代表の方に役立つ情報をお届けます。

最近は**「Office 365(オフィス サンロクゴ)」**という言葉を見聞きすることが増えてきました。

そもそも「Office 365」とは何でしょうか。

「Office 365」とは?

現在、Officeのライセンスには4種類があります。

そのうち3種類は「Office ボリューム ライセンス」「プリインストール版」「パッケージ製品」と呼ばれるもので、“買い切り”のタイプです。

一度購入してしまえば、永続的に使用できます。

ただし、サポート終了後はセキュリティプログラムが提供されなくなり、セキュリティリスクが高まるため、継続して使用するのはおすすめできません。

残りの1つが「Offie 365」と呼ばれるもので、“クラウド型”のOfficeに名付けられたブランド名です。

毎月もしくは毎年、料金を支払う購読型で「サブスクリプション型」といわれることもあります。複数のエディションが存在し、使えるサービスが異なります。

(分かりにくくなってしまうのですが……)

実は「Office 365」の中にも、一部、家庭向けのエディションで、買い切りのタイプが存在します。

ワードやエクセルといったOfficeソフトのみ使えればOKと考えている方は、

こちらから選ぶのもいいでしょう。

仕事で利用する場合は、どのエディションを選べばいい?

ここからは、社員数が1人から300人までの法人(個人)におすすめの「Office 365」のエディションについてご説明します。

「Office 365」の大きな特徴は、次の5点です。

・初期投資がいらない代わりに、ずっと料金の支払いが発生

・月次でアップデートされるので、常に最新版を利用可能

・クラウド型のサービスのため、バックアップの手間を減らすことができる

・ワード、エクセルといったOfficeソフトに加えて、多様なクラウドサービスが利用可能

2017年9月29日時点で選択できる主なエディションは次の4つになります。

 タイプ Office 365 Solo Office 365 Business Office 365 Business Premium Office 365 Business Essentials
価格 (年払い) 12,744円 10,800円 16,320円 6,480円
選ぶポイント ・個人完結型の仕事 ・1人で使用するデバイス数が少ない ・個人アカウントを使いたい ・Skype から固定電話や携帯電話への通話が毎月 60 分間無料 ・組織全体での管理が必要 ・個人完結型の仕事 ・コミュニケーション機能は不要 ・1人で使用するデバイス数が多い ・組織全体での管理が必要 ・会社ドメインのメールアドレスを使いたい ・チーム作業が多い ・テレワークを導入している(導入を検討中)企業 ・Officeソフトは不要だけど、コミュニケーション機能を含めたクラウドサービスを使いたい
Office ソフト Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote / Publisher / Access ×
インストール台数 1ライセンスでユーザー1人あたり2台のスマートフォン、2台のタブレット、2台の PC または Mac にインストール可能 1ライセンスでユーザー1人あたり5台のスマートフォン、5台のタブレット、5台の PC または Mac にインストール可能 ×
メール × × ・独自ドメインのメールアドレスを作成できる ・ユーザー 1 人あたり 50 GB のメールボックスが用意され、最大 150 MB の添付ファイルを送信できる
オンラインストレージ 【OneDrive】容量は1TB 【OneDrive for Business】容量は1TB
Microsoftアカウント 既存 専用
無償トライアル

「Office 365 Solo」「Office 365 Business」「Office 365 Business Premium」の3つは、業務で必要なOfficeソフトが付いています。

個人で完結する仕事がほとんどの場合は、「Office 365 Solo」か「Office 365 Business」を選ぶといいでしょう。この2つのエディションの主な違いは、1ライセンスでインストールできるデバイスの数とオンラインストレージ(クラウド上にファイルを保存できるサービス)の種類です。

でも実はインストールできるデバイスの数が多い「Office 365 Business」の方が「Office 365 Solo」よりも格安です。

そうすると選ぶポイントはオンラインストレージの種類。

「Office 365 Solo」は「OneDrive」、「Office 365 Business Premium」は「OneDrive for Business」というオンラインストレージが付いています。

どちらもファイルの保存や共有、共同作業を行うことができるサービスではありますが、全く別モノ。

「OneDrive」は個人用という位置付けで、個人用のアカウントを使用します。

一方の「OneDrive for Business」は、業務用という位置付けで、組織全体で管理され、専用のアカウントが必要です。 あとは重視するかどうかに差が出そうですが、「Office 365 Solo」にはSkypeから固定電話や携帯電話への通話が毎月60分間無料というサービスが付いています。

結論としては、割高になっても、これまで個人用のアカウントで仕事をしてきて、今後も使い続けたいという理由があれば「Office 365 Solo」、特にそのような事情がなければ「Office 365 Business」を選ぶといいでしょう。

「Office 365 Business」と「Office 365 Business Premium」の大きな差は、会社ドメインのメールアドレスを設定できるかどうかと、チームでのオンライン上でのコミュニケーションが必要かどうかです。

これらが必要な場合は、「Office 365 Business Premium」がいいでしょう。

もう1つOfficeソフトが付いていない「Office 365 Business Essentials」というエディションもあります。こちらは、Officeソフトは不要だけどクラウドサービスを使いたいという方向けです。

社員数が300人以上の場合は、大企業向けのエディションが用意されていますので、詳細は

公式サイトでご確認ください。

「Office 365」は常に進化し続けていますので、今後も新しいサービスが追加されることと思います。購入する際は、必ず公式サイトをご覧になり、詳細を確認することをおすすめします。

弊社では、中小企業がIT化を推進する際、企業にあった形で適切に実施されるよう、コンサルティングを行っております。何かお困りのこと等ありましたら、遠慮なくお問合せください。

(参考)

中小企業に合うのは「Office 365」と「G Suite」のどちら?比較して違いを解説

【G Suite(旧Google Apps)】有料版は、無料版とはどう違う?



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