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こんにちは。
今回はMicrosoft Officeを仕事でお使いの個人の皆さん、企業の皆さん、今後導入をお考えの会社のシステム担当者、代表の方に役立つ情報をお届けます。
最近は**「Office 365(オフィス サンロクゴ)」**という言葉を見聞きすることが増えてきました。
そもそも「Office 365」とは何でしょうか。
現在、Officeのライセンスには4種類があります。
そのうち3種類は「Office ボリューム ライセンス」「プリインストール版」「パッケージ製品」と呼ばれるもので、“買い切り”のタイプです。
一度購入してしまえば、永続的に使用できます。
ただし、サポート終了後はセキュリティプログラムが提供されなくなり、セキュリティリスクが高まるため、継続して使用するのはおすすめできません。
残りの1つが「Offie 365」と呼ばれるもので、“クラウド型”のOfficeに名付けられたブランド名です。
毎月もしくは毎年、料金を支払う購読型で「サブスクリプション型」といわれることもあります。複数のエディションが存在し、使えるサービスが異なります。
(分かりにくくなってしまうのですが……)
実は「Office 365」の中にも、一部、家庭向けのエディションで、買い切りのタイプが存在します。
ワードやエクセルといったOfficeソフトのみ使えればOKと考えている方は、
こちらから選ぶのもいいでしょう。
ここからは、社員数が1人から300人までの法人(個人)におすすめの「Office 365」のエディションについてご説明します。
「Office 365」の大きな特徴は、次の5点です。
・初期投資がいらない代わりに、ずっと料金の支払いが発生
・月次でアップデートされるので、常に最新版を利用可能
・クラウド型のサービスのため、バックアップの手間を減らすことができる
・ワード、エクセルといったOfficeソフトに加えて、多様なクラウドサービスが利用可能
2017年9月29日時点で選択できる主なエディションは次の4つになります。
タイプ | Office 365 Solo | Office 365 Business | Office 365 Business Premium | Office 365 Business Essentials |
価格 (年払い) | 12,744円 | 10,800円 | 16,320円 | 6,480円 |
選ぶポイント | ・個人完結型の仕事 ・1人で使用するデバイス数が少ない ・個人アカウントを使いたい ・Skype から固定電話や携帯電話への通話が毎月 60 分間無料 | ・組織全体での管理が必要 ・個人完結型の仕事 ・コミュニケーション機能は不要 ・1人で使用するデバイス数が多い | ・組織全体での管理が必要 ・会社ドメインのメールアドレスを使いたい ・チーム作業が多い ・テレワークを導入している(導入を検討中)企業 | ・Officeソフトは不要だけど、コミュニケーション機能を含めたクラウドサービスを使いたい |
Office ソフト | Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote / Publisher / Access | × | ||
インストール台数 | 1ライセンスでユーザー1人あたり2台のスマートフォン、2台のタブレット、2台の PC または Mac にインストール可能 | 1ライセンスでユーザー1人あたり5台のスマートフォン、5台のタブレット、5台の PC または Mac にインストール可能 | × | |
メール | × | × | ・独自ドメインのメールアドレスを作成できる ・ユーザー 1 人あたり 50 GB のメールボックスが用意され、最大 150 MB の添付ファイルを送信できる | |
オンラインストレージ | 【OneDrive】容量は1TB | 【OneDrive for Business】容量は1TB | ||
Microsoftアカウント | 既存 | 専用 | ||
無償トライアル | ○ | ○ | ○ | ○ |
「Office 365 Solo」「Office 365 Business」「Office 365 Business Premium」の3つは、業務で必要なOfficeソフトが付いています。
個人で完結する仕事がほとんどの場合は、「Office 365 Solo」か「Office 365 Business」を選ぶといいでしょう。この2つのエディションの主な違いは、1ライセンスでインストールできるデバイスの数とオンラインストレージ(クラウド上にファイルを保存できるサービス)の種類です。
でも実はインストールできるデバイスの数が多い「Office 365 Business」の方が「Office 365 Solo」よりも格安です。
そうすると選ぶポイントはオンラインストレージの種類。
「Office 365 Solo」は「OneDrive」、「Office 365 Business Premium」は「OneDrive for Business」というオンラインストレージが付いています。
どちらもファイルの保存や共有、共同作業を行うことができるサービスではありますが、全く別モノ。
「OneDrive」は個人用という位置付けで、個人用のアカウントを使用します。
一方の「OneDrive for Business」は、業務用という位置付けで、組織全体で管理され、専用のアカウントが必要です。 あとは重視するかどうかに差が出そうですが、「Office 365 Solo」にはSkypeから固定電話や携帯電話への通話が毎月60分間無料というサービスが付いています。
結論としては、割高になっても、これまで個人用のアカウントで仕事をしてきて、今後も使い続けたいという理由があれば「Office 365 Solo」、特にそのような事情がなければ「Office 365 Business」を選ぶといいでしょう。
「Office 365 Business」と「Office 365 Business Premium」の大きな差は、会社ドメインのメールアドレスを設定できるかどうかと、チームでのオンライン上でのコミュニケーションが必要かどうかです。
これらが必要な場合は、「Office 365 Business Premium」がいいでしょう。
もう1つOfficeソフトが付いていない「Office 365 Business Essentials」というエディションもあります。こちらは、Officeソフトは不要だけどクラウドサービスを使いたいという方向けです。
社員数が300人以上の場合は、大企業向けのエディションが用意されていますので、詳細は
公式サイトでご確認ください。
「Office 365」は常に進化し続けていますので、今後も新しいサービスが追加されることと思います。購入する際は、必ず公式サイトをご覧になり、詳細を確認することをおすすめします。
弊社では、中小企業がIT化を推進する際、企業にあった形で適切に実施されるよう、コンサルティングを行っております。何かお困りのこと等ありましたら、遠慮なくお問合せください。
(参考)
▼中小企業に合うのは「Office 365」と「G Suite」のどちら?比較して違いを解説
▼【G Suite(旧Google Apps)】有料版は、無料版とはどう違う?
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